またもや久々の更新となってしまいました。
実は、この１ヶ月ほどの間、
新たにオープンされるお店の内装コーディネートに
携わらせていただいておりました。
間も無くオープンで、なかなかいい感じになって参りましたので
本日は皆様にぜひ見ていただきたいと思います。
今回ご依頼いただいたのは、
ご自宅の１室でオープンされるエステルームです。
クライアントさんの長年の夢だったというご自分のお店。
その立ち上げに携わらせていただくことができ
本当にありがたくも責任重大なお仕事です。
自宅サロンというと普通の家っぽくなってしまうことも多いのですが
せっかくなら空間にもこだわりたいということで、
コーディネーションのご相談をいただいたのが始まりでした。
当初は必要な家具などを私が提案、という感じだったのですが
ある日、クライアントさんのご主人から
「自宅にある古いドレッサーを活用しては？？」
というお話が出まして、それを拝見しに行くことに。
それがコレです ↓↓↓
ドーン！！
初めて見たときはビビりました・・・
こんな重厚なのとは思ってなくて。笑。
幅は２m弱。高さは私の身長以上あるすごく立派なドレッサー。
デカイ！重い！
画像では綺麗に見えるのですが、
実際は長年の使用で傷や汚れなどがありました。
それから「色が少々野暮ったく古くさいよね」ということで
どうしたら活かせるか熟考。
やはり塗り替え？？でも家から運び出せるのか？？
最初は若干、及び腰でしたが、
せっかくこんな良いものを眠らせておくのはもったいない！
ということで意を決してリメイクすることに。
ドレッサーを全塗装することにしたのですが運び出せないので、
ひとまず、引き出しだけをウチの作業場に持ってきて塗装しました。
色は薄いミントグレー。
引き出しの塗装が終了しドレッサーに戻してみたら・・・
なんと！！良い感じ！！
元々のワインレッドとのコントラストがナイスでした。
これにはクライアントさんも私も予想外の展開。
逆に全部塗装するとしつこくなり過ぎるだろうということで、
ツートーンカラーに決定。
写真では分かりにくいですが、
天板にはキズを隠すために古木風に加工した木材を乗せました。
このカラーリングと古木風の天板で、
アンティークながら甘すぎず大人可愛い雰囲気に。
ドレッサーの仕上がりにより、お部屋の方向性も固まりました。
ミントグレーをイメージカラーとし
ヨーロッパの田舎のゲストハウスやプチホテルのような素朴で優しいイメージです。
そのイメージに合わせ、必要な家具類はクライアントさんの手持ちの品をリメイク。
まずは簡単なものから。
ウッドとガラスの組み合わせのテーブル。
ナチュラルでカジュアルなイメージでしたので、
それをシックにグレーで塗装。
（ ↑ アフターの画像が悪くてすみません・・・）
それからエステの施術に使用する椅子。
これもナチュラルなカラーでしたので同じくシックなカラーリングに。
座面はネイビーのチェック柄に変更して、
ちょっとクラシカルな雰囲気を出しました。
お次は、引出しワゴン。
学習机の隣にあるようなどこのご家庭にもあるものです。
これは大きく変わりましたよ。
全体を塗装し、引出しの前面にはモールディングで装飾。
これがあるだけでヨーロピアンなアンティーク風になります。
そして取っ手も装飾的なものに変更。
天板は古木風加工をした木材を乗せ、
隣のドレッサーと雰囲気を合わせました。
それからビフォー画像を撮り忘れたのですが
こちらはよくある一般的なカラーボックスをリメイク。
全体の塗装と、扉がなかったので作製し取り付けました。
扉は塗装が剥がれたような感じでアンティークな雰囲気にしています。
ポイントで椅子の座面で使ったチェックの生地をはめ込み、
他の家具との統一感を出しました。
・・・とこんな感じで家具をリメイク。
どれも思い出が詰まった家具たち。
それが生まれ変わった上に、ご自身のお店で活用できるということで
大変喜んでいただけました。
今回、カラーリングなどお任せいただいたので、
楽しくもありましたが責任も重大・・・
納品時は「ご納得いただけるかな〜」との不安を抱きつつ行くのですが、
梱包を開けた時の笑顔を拝見しホッと一安心でした。
どれも気に入っていただけて私も嬉しくなりました。
まだ他にもご紹介したいのですが、
長くなったので続きは次回に。
では、また。
